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帯タイムの考え方 [企画・思考]

帯タイムの考え方
帯タイムは、1単位時間45分の授業を分割して授業を行うものだ。
例えば3分割なら15分×3回となる。
今回の学習指導要領改訂では、中央教育審議会が週あたり28コマが限度と表明した
にもかかわらず29コマ目を作ることを求められている。
何とも不可解な状況である。
帯タイムについて私は、すでに25年以上も前に考えていた。
そして、実際に採りいれた教育課程を組んだこともある。
しかし、当初、帯タイムは駄目だと指導を受けた。指導のもとが文科省にまで遡るのか
どうかは今となっては定かではない。
今では指導を受けるどころか「やれ」ということなので、少々戸惑っている。
 

帯タイムには決定的なデメリットがあることを知らなければならない。
それは、1単位時間を分割する故に生じるデメリットだ。次の時間と接する箇所が
例えば3分割なら3倍に増えるということだ。
仮に、月水金の朝に帯タイムを組むとする。すると1校時と接する部分が3箇所できる
ということである。これの何がデメリットなのか。
移動や気持ちの切り替えがしにくいということである。
例えば、朝に15分の漢字練習をする。次が外での体育だとする。すると、着替えの
時間をどうするかという問題が生じてしまうのである。15分の後に、5分を確保すれば
着替えは可能かもしれない。さて、移動を含めて5分で足りるかはよくよく考えなければ
ならないのである。授業コマが連続する故のデメリットだ。
さらに体育等ではなく教室で連続授業をするとしても問題が生ずる。15分+45分で
60分コマになってしまうからだ。トイレに行きたい子、次の時間の準備等をどうするのか
予め考えておく必要があるのだと思う。

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