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今すぐ、日常授業改善を!!!3 [企画・思考]

今すぐ、日常授業改善を!!!3
繰り返し、読もう!野中先生の主張を!
2月10日。
「味噌汁・ご飯」授業研究会第1期の解散セミナーが行われた。
そして、僭越ながら、私が「味噌汁・ご飯」授業研究会第2期を引き継ぐことに
なった。
まだ第2期は何も動きを作れていない。
構想は山ほどあるが、日常性を担保できないものは、現場では役に立たない。
これが野中信行先生の大切な教えの一つである。少なくとも私はそう思っている。
だから、ここはじっくりと考えたい。
ただし、ゆっくり急げだ。

野中先生が「味噌汁・ご飯」授業についてブログでまとめをされていた。
昨年の9月から10月にかけてである。
PDFファイルにまとめてみた。
是非、「味噌汁・ご飯」授業に興味がある全ての先生方に繰り返し、これを読んで
いただきたいのである。
再び「味噌汁・ご飯」授業.pdf
くどいようだが、繰り返し・・・である。
なぜ、繰り返しか。

それは、今必要なことは「意識改革」ではなく、「無意識改革」だからだ。
私はここにずっと気付かずにいた。
日常授業改善は先生方の意識改革で進められると勘違いしていた。
しかし、習慣化された日常授業は「無意識」のうちに進められていくのである。
つまり、無意識のうちに進められていく日常授業をメタ認知するなどして、
意識上にあげるということがどうしても必要なのだと考えている。

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今すぐ、日常授業改善を!!!2 [企画・思考]

今すぐ、日常授業改善を!!!2
学校に与えられた授業準備時間について考えてみる。
中央教育審議会が出した「教員の1週間の勤務イメージ」をじっと眺める。
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それによると、「会議、打合せ、授業準備等」について毎日とれるのが16:00〜16:30の
30分間となっている。仮に、これを全部授業準備につぎこんだとしても。週あたりの授業
準備時間は150分である。週あたり仮に25コマの授業を担当すると仮定すると、
150÷28=6分となる。少なめに20コマと見積もっても、7.5分しかない。
また、職員の休憩時間45分は、どこでとるのだろうか。イメージ表の中にはなかなか見出
せない。給食、清掃、昼休みはいずれも指導の時間だ。
こうしてみると、中央教育審議会のイメージは45分の授業をするのに6分で準備せよという
ことだ。それが現実である。
ところが、ことはそう簡単ではない。授業はやりっぱなしでは済まないからだ。テストもす
れば、宿題も出す。その処理に必要な時間は準備時間とは別に必要なのである。そう評価に
要する時間だ。中央教育審議会のイメージでは、授業準備等の「等」にそれが含まれている
と考えるしかない。
今、45分の授業をするにあたり10分以内で準備する仕事術が求められている。
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今すぐ、日常授業改善を!!! [企画・思考]

今すぐ、日常授業改善を!!!
2012年日本標準教育研究所の調査結果につぎのようなものがある。
授業の準備についてだ。
それによると授業の準備について、「毎時間、しっかりと事前準備をしている」と
答えた教師は、わずか6%であった。
ちなみに、「必要な単元については、しっかり準備している」が30%であった。
もっとも多かったのは「十分とはいえないが、前日には準備を終えるようにしている」
の37%であった。
5年たった今、現場の状況は当時よりも改善されているだろうか。
ほぼ100%の教員の方々に「ノー」と合意していただけるのではないだろうか。
今、現場に必要なことは、日常授業改善の具体的方法を持つことだ。
前回再掲したセミナーでは日常授業改善の具体が中心になるだろう。
敢えて私の考えを述べる。
今「日常授業改善」(「味噌汁・ご飯」授業)に本格的に取り組み始めること
しか、現場が生き残る道はない。
日本標準教育研究所の調査結果が正しければ、5年前から94%の教師が十分な準備を
しないままに日常授業に臨んでいたからだ。

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再掲 「味噌汁・ご飯」授業研究会 解散セミナーへのお誘い  [企画・思考]

再掲 「味噌汁・ご飯」授業研究会 解散セミナーへのお誘い
締切が迫って参りました。

このたび、第1期の「味噌汁・ご飯」授業研究会を解散する運びとなりました。
つきましては、来る2月10日(土)、解散に際してセミナーを開くこととなり
ましたので、ご案内申し上げます。
僭越ながら、私は一番最後の方に「味噌汁・ご飯」授業のこれから
と題して30分間お話させていただく機会を得ました。

今のところ、「「味噌汁・ご飯」授業(日常授業改善)の意味と課題」というタイトルで
お話させていただきたいと考えております。
「味噌汁・ご飯」授業は日常授業改革であってはいけません。
働き方も「改革」であってはいけないと私は思っています。
「改善」でなければならないのだと考えています。
「何を善くしなければならないのか」「なぜ善くならないことがあるのか」
このへんを微力ながら実践的にお話できればいいなと考えています。
「味噌汁・ご飯」授業は、まだまだ発展途上であると、私は考えています。
研究会、第二期へ向けての方向性や見通しを少しでも示せるよう、当日までなお学び
続けたいと思います。

申込は、ここからお願いします。
当日は、あの横藤雅人先生が北海道からいらしてくださるということです。
野中信行先生からは「味噌汁・ご飯」授業の核心を伺えると思います。

多くの方々のご参加をお待ちしております。




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全くの考え違い [企画・思考]

全くの考え違い
久しぶりに、野中先生のブログに反応させていただく。
「風にふかれて」である。
この記事を是非読んでいただきたい。
教科書どおり進めることはレベルが低いことではない。
全くの考え違いだ。
私もそう思う。
来年度から道徳の教科化が始まる。
ここでもおかしなことが起こっている。
相当数の学校で焦って全体計画を作成し直しているのである。
まだ、現場に教科書すらサンプルとして1学校あたり1組しか配られない
のにである。
教科書会社の話では、3月頃にならないと4月に配付される教科書は入手できない
という。
教科書も読まずに、準備だけはしなさいという。
ずばり言う。道徳教科化の肝は、まず、きちんと教科書を使うということだ。
教科書を使わなくてよいならば、国費をドブに捨てるようなことになるだろう。
誤解のないように書いておくが、私は教科書以外の教材等を使うことを否定するもの
ではない。
しかし、まず教科書をしっかり読み、理解しておくことは必須だと考える。
なぜなら、教科書は学習指導要領準拠のテキストだからだ。
教科書会社が心血を注いでつくりあげたものだからだ。
もう、副読本ではないのである。
敢えて言う。
まず、教科書を教えられる教師になれ、と。
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