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誰でも簡単に話す力をつけられる三文スピーチ [国語]

誰でも簡単に話す力をつけられる三文スピーチ
素晴らしい実践に出会った。
「三文スピーチ」なるものである。
ブッククラブの実践で有名な有元秀文先生が、YouTubeでその 解説を
してくださっている。これは必見!だと思った。
「三文スピーチ」は、広島の長谷川みどり先生が提唱されたもの
で、論文は「長谷川みどり」「三文スピーチ」でGoogle検索すると入手できた。
構造は極めてシンプルだが、発展性が素晴らしい。

 

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5月も音読 [国語]

5月も音読
4月。
1ヶ月で学習規律がしっかりと身についたかを確かめる
簡便な方法がある。
一斉音読をさせて確かめる方法だ。
確かめるポイントは次の4つ。

1.全員が教師の指示でさっと起立できる。
2.全員が教師の指示で教科書以外のものを数秒でしまえる。
3.全員が教師の指示で教科書を両手で持ち、読む準備ができる。
4.全員が声を揃えて数行程度を音読できる。

もっとも大切なことは、教師が指示した後に数秒で同じことをする
態勢に入れるということである。
「レクリエーションの原則」という記事をかつて書いたが、
レクリエーション協会の方に教えて頂いた原則も第一は
(指導者)1対集団の活動からスタートすることであった。

初任者によくある失敗として、
先生の指示が通らないから子どもに注意させるというのがある。
日直に「●●さん。●●さん。・・・静かにしてください」などと注意させる。
そうして、授業がいつまでも始まらない状況に陥る。

要するに教師が「起立」といったら全員がさっと立てるようにする。
たったこれだけのことだ。

2.は音読に集中させるための環境作りである。
余分なものをしまわせる訓練でもある。
3.を全員に徹底するのはなかなか難しい。きちんと両手で持ち、あごの高さ
くらいに教科書を保持させる。
まず教師がその姿勢をやってみせ。真似させる。教師が座っていたり、教科書を
片手で持っていたりしては駄目だ。
すでに5月のはじめで「えっ、両手で持つの」「かったるい」などと言いだすのは
まだよい方で、黙っているとすぐ教科書がさがったり、片手で持ったりする子が
いるクラスは要注意である。同じ姿勢を少なくとも1分はとれるよう鍛えなければ
ならない。
4.そして音読である。
1ヶ月間で繰り返し練習を積み重ねればすらすらと音読できるようになる。
が、まだまだという方には、次の方法をお勧めする。
クラスを左右に二分し、交代読みをする。半分が読む時に立ち、半分は座っている。
だいたい一文程度を交互に読む。いわゆるマル読みというものだ。句点まで読み、
交代する。これをクラスの半分の人数で一体感が出るまでさせる。
一体感を早く出すためには、教師のフォローが必要だ。
「いいぞ、声が揃った」「いやあ驚いた。ぴったり合っている」
など、短い評価言を教師が素早く発するとよい。
最初は交代のタイミングがわからない子がいるので教師が「はい」と
その場所で一言指示するとよい。
素早く立って音読し始めるためには椅子をいちいち入れさせない。

さて、1.から4.が全員に徹底できているようなら確かめ終了である。
うまくいかない場合は続きをお読みいただきたい。
うまくいった場合も、音読は続ける。
年間を通じて、音読は続ける。
あらゆる教科で、音読させる。
特に、算数の問題はしつこいほど音読させる。
すると文章題が好きになり始める。
5月も音読、である。

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読解リサイクル7 イメージを言葉に置き換える5 [国語]

読解リサイクル7 イメージを言葉に置き換える5

読解にしても、作文にしてもイメージを言葉に置き換えるということが
極めて重要なのだと思います。
特に、感情や心情をあらわす言葉は、自分の思いや気持ちを相手に伝える
重要なツールとなるのだと私は思います。
光村図書の教科書現行版には、巻末に「感情を表す言葉」がまとめられ
掲載されています。
私は低学年のうちからこれらの言葉をカテゴライズして整理して教える
ことが重要だと考えています。
たとえば、次のようにマンダラートを使ってまとめておくのはどうでしょうか。
スライド1.jpg

スライド2.jpg

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読解リサイクル6 イメージを言葉に置き換える4 [国語]

読解リサイクル6 イメージを言葉に置き換える4

読解リサイクルが目指すのは、「作文と読解の一体化」です。
次の図はその概念図です。
ここでは、イメージとして写真を使っていますが、実際脳に浮かぶイメージは
もっとおぼろげで頼りないものかもしれません。
いずれにしても、イメージを言葉に変換する言葉をイメージに戻すということ
双方向でできるものだと、私は考えています。
同様に互いに関連づけられた語群(パラダイム)はリニア(直線状)なカタチ
にすることによって文章化されます。この変換も双方向でできるものだと私は
考えています。
スライド1.jpg

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読解リサイクル5 イメージを言葉に置き換える3 [国語]

読解リサイクル5 イメージを言葉に置き換える3

作文の実践で優れた実践を一つ挙げるとすれば、
それは、向山洋一先生の「文を長く書く指導」だと思います。
誰でもできるきわめてシンプルなかたちをとっています。
09PHAG12.jpg
有名な実践なのでご存じの方が多いと思いますが、指導の手順は
およそ次のようになると思います。
・「これから、先生がすることを作文に書いてもらいます。
  できるだけ長く書きます。しっかり見ておきなさい。」と告げる。
・「では、始めます」と言って廊下に出る。
・数秒後、教室に入りドアを閉める。
・電灯をつける(最初消しておく)。
・ゆっくりと教室前中央に歩いて行き、教卓に手をつく。
・「さあ、これだけです。書きなさい」と指示する。

この実践がなぜ優れた実践だと感じたのかいくつかを次に記します。


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読解リサイクル4 イメージを言葉に置き換える2 [国語]

読解リサイクル4 イメージを言葉に置き換える2

国語の教科書にもカレーライスは登場します。
例えば、光村版6年、重松清「カレーライス」です。
読解リサイクルを進めるために、作品からカレーライスを描写する際の
言葉を抜き出します。
ここでも、マンダラを活用します。
スライド2.jpg
例えばこんなふうになるでしょう。

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読解リサイクル3 イメージを言葉に置き換える [国語]

読解リサイクル3 イメージを言葉に置き換える

とびきり美味しいカレーライス。
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「美味しい」ということを文章で伝えるためには、
それがわかる「言葉」に変換する必要があります。
何を変換するかといえば、
・カレーライスの外観・印象
・カレーライスの味
・カレーライスのにおい
等々です。
マンダラの中心に「美味しそうなカレーの様子」
と書いて、周辺にそれがわかる言葉を入れて行きます。
例えば、こんなふうになるでしょうか。
スライド1.jpg

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読解リサイクル2 リニアとマンダラ [国語]

読解リサイクル2

読解リサイクルを子どもたちに教えるとき、押さえておきたいのが
「リニアとマンダラ」ということです。
文や文章は、言葉がリニア(直線状)に並んでいます。
普通はそのリニアな文や文章を始めから終わりに向かって順番に読んで行きます。
しかし、内容を理解するためには、一つ一つの言葉の意味をつかむと同時に、
文や文章の構造をつかむことが重要です。
そこで、「リニアとマンダラ」ということを教えます。

例えば、次のような文で見てみましょう。

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読解リサイクル1 [国語]

読解リサイクル1

読解リサイクル?
これは私の造語です。
読解の学習で習った言葉たちを即作文等で再利用しようという試みです。
読む・書くを双方向で捉えるという見方もできます。

やり方は極めて簡単です。
これ以上はないというほどシンプルです。
このブログで何度も登場したマンダラートを使います。

今回は、まずその原理・仕組みをお話します。
 

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再び、ブッククラブのこと [国語]

再び、ブッククラブのこと

有元先生のウェブページが更新された。
左のリンク集から訪問することができる。
2の方である。
授業ブランの部分がお勧めである。
特に、6年生の「海の命」の部分は、ここに示された通りに授業してみて頂けたらと思う。

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