SSブログ

「味噌汁・ご飯」授業研究会セミナーを終えて [その他]

「味噌汁・ご飯」授業研究会セミナーを終えて
10月21日土曜日、大和でセミナーを開いた。
算数授業に関するセミナーである。
算数の「味噌汁・ご飯」授業をどうつくるかという内容だ。
雨にも関わらず30名ほどの方が参加してくださった。
私は40分ほどいただいて、現在の算数教科書の長所やその読み方を
具体例をあげて説明した。
要は、もっと算数教科書を使い倒した方がよいという主張である。
そのためには、まず教科書をよく眺めることから始めなければならない。
・目次
・学習の手引きのページ(目次のつぎにある)
は、繰り返し眺め、教科書の構造、内容をつかむ必要がある。
 

算数教科書の構造は、意外とシンプルだ。
◎例題→類題→練習問題
が基本となっている。
つまり、類題や練習問題がすらすら解けるようする必要があるのである。
そのためには、例題で問題の解き方を教えなければならないというのが
われわれの立場だ。
「とき方ハカセ」と言っている。
セミナーでは、野中先生がそれを3つに分類し、丁寧に解説された。
塾では解法の習得が常識になっている。
効率よく「わかる」「できる」ための技法が明確に示されるのである。
それは、ある意味塾の要であり、生命線なのだと思う。
一部の教員は、塾でのそれを
「そんなのは受験のためのテクニックだ」とか
「パターンに慣れさせているためのトレーニングだ」とか
言って、軽んじて来たのではなかろうか。

今回のセミナーでは「ときかたハカセ」を明確にし、
それを複数の先生が、模擬授業というかたちで参加者に示した。

参加者の方から私のところにもメールで感想をいただいたので、
一部紹介する。

「とても勉強になり、学ぶ意欲が湧いてきます。
本日、ときかたハカセを使い授業を行いました。
同時に一人研究授業も行いました。
自分の授業の課題の多さに気づかされ、反省しました。
しかし、嬉しいこともありました。
クラスで一番算数が苦手な子の「算数、楽しかった。」
という声が録音されていました。
・・・
少しずつ、着実に前進できるよう努力していきたいと
思います。」

すぐに、授業をされたというのがスゴイと思いました。
そして、すぐにわれわれの主張が授業につながったというのが
なにより嬉しいです。

「味噌汁・ご飯」授業研究会は、これからも授業の日常性を追究します。
参加してくださったみなさん、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。