何かがおかしい？

何かがおかしい？
様々な場所で、「AIが人の仕事を奪うかもしれない」といった予想がこれまでされてきた。
現在、そうなっただろうか。
私の見る限り、人の仕事を奪ったのではなく、人手不足を様々なロボットを含むマシンが補っているように思える。
実際はどうなのだろうか。
例えば、７年ほど前、某ブログでAIに取って代わられる筆頭に上げられていたのが、タクシー運転手であった。しかし、７年後の今、その仕事は取って代わられるどころか、運転手不足でライドシェアーが始まることとなった。もちろん、一部では自動運転の試用は始まっている。
しかし、実際は安全性の問題なのか、区域を制限したり運転速度を制限したりの運用になっている。
　
つまり、条件付き運用と、より汎用性の高い一般運用の間には、なかなか乗り越えられない
壁があるように、私は感じるのである。
まだまだ、人間の方が優れている面が多いということだろうか。
とはいえ、画像解析技術はこの間大きな進歩を遂げ、様々なセンサーの能力が人間を超えようとしている。人間で言えば、無意識的に処理し、今ここにいるという空間をつくっている部分だ。
例えば、居間にいれば居間という比較的狭い世界を無意識が脳内につくってくれる。
例えば、野原にいれば比較的広々と感じられる世界を無意識が脳内につくってくれる。
おそらく、それは現在の技術でも作成可能なのだろうと思う。
しかし、タクシーを運転するには、ドライバーとしての「意識」が必要になる。
「意識」で状況を判断しながら、車を適正な方向に導く必要があるのだ。
ここか難しいし、未だに実現できない部分なのではと推測している。