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★★落ちこぼれ問題はどこへ行った?2★★ [企画・思考]

★★落ちこぼれ問題はどこへ行った?2★★
「落ちこぼれ」については、「吹きこぼれ問題」も含めて、苫野一徳氏が「『学校』をつくり直す」(河出新書)第一章で次のように述べている。
「一つの象徴的な例が、嫌な言葉ですが、いわゆる落ちこぼれ・吹きこぼれ問題です。多くの人は、『落ちこぼれ』は、その子の理解力が低いから生まれるものだと思っているのではないかと思います。でも、実は、これはシステムによって構造的に引き起こされている側面が非常に大きいのです。考えてみれば当然のことです。みんなで同じことを、同じペースで勉強して入れば、一度つまずくと、そのまま取り残されるということがどうしても起こってしまうからです。・・・(中略)・・・次章でも論じるように、雑務の増大、子どもたちの変化の多様化、特別な支援を要する子どもたちの増大、保護者の要求の増大、部活動の仕事の増大などに追われて、日本の先生たちは、総体的に見て、かつてのようなきめ細かな『個に応じた支援』ができなくなってしまっているのです。」
 

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本年も宜しくお願いします ★★落ちこぼれ問題はどこへ行った?1★★ [企画・思考]

★★落ちこぼれ問題はどこへ行った?1★★
少し遅くなりましたが、本年も宜しくお願いします。
気がつかれたかもしれませんが、ブログ名を若干変えました。
「ルーディメント」を「ルーディメンツ」にです。
これは、ドラム用語の「ルーディメンツ」と検索された際に混同されないようにということでそうしてきたのですが、やはり一般には「ルーディメンツ」と使われることが多いので、それに合わせました。

さて、早速だが、小学校現場に40年以上いて最近よく思うことがある。
それは、「落ちこぼれ」「落ちこぼし」「吹きこぼれ」といった言葉を先生が使わなくなったということだ。
使わなくなったのではなく、もはやこれらの言葉を知らない世代の先生ばかりになったのかもしれない。
 

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