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2023年の終わりに ★教員不足の問題は新たな局面を迎えたか [企画・思考]

教員不足の問題は新たな局面を迎えたか
教員不足の問題は新たな局面を迎えたかもしれない。
これが私の認識である。
2022年度末、知り合いや知り合い等の情報から、多くの教員がやめたことを知った。
これまでと大きく異なるのは、病気等の理由からではなく、現場でばりばり働いておられた方がやめられたということであった。
2023年度に入って、現場の状況はさらに厳しくなった。
学校にもよるのだろうが、副校長や教頭が担任を持つようになったという話が次々に飛び込んで来た。
心を病んで療養休暇をとらざるを得なくなったという話もよく耳にするし、
この12月には、「精神疾患で休職の教員、過去最多6500人 文科省の22年度調査」という記事が新聞で報じられもした。
教員不足の問題は新たな局面を迎えたかのように実感している。

問題は、このような困難な状況をどのようにして乗り越えるかということだ。
思い出すのが、森信三さんの「再建の三大原理」である。
「森信三一日一語」(致知出版、平成20年)には次のように記されている。
「八月一日
 一、時を守り
 ニ、場を浄め
 三、礼を正す
 これ現実世界における再建の三大原理にして、いかなる時・処にもあてはまるべし。」

大切なことは、これらをどのように捉えるかということだと私は思う。
「実用日本語表現辞典」の「原理」についての記述の最後には次のように書かれている。
「・・・これらは、特定の状況下で最も効果的な行動を導き出すための基準となる。」
つまり、効果的な行動をどう原理から導き出すかが重要なのだと思う。
例えば、
「一、時を守り」を「時間的なライフワークバランスを大切にする」と捉えることもできるだろう。
「ニ、場を浄め」を「学校の改善可能な環境整備」と捉えることもできるだろう。
「三、礼を正す」を「まず返事や挨拶から」と捉えることもできるだろう。
さらに考え続けてみる。

今年、私自身がしてきた行動を静かにふり返りながら、一年間を締めくくりたいと思う。


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