SSブログ

小学校、ベテラン教師の転職が加速している!? 2 [企画・思考]

小学校、ベテラン教師の転職が加速している!? 2

Yahooニュースにつぎの記事が掲載された。
「公立の小中高校 『精神疾患』理由の離職教員数が過去最多 文科省調査 7/28(金) 17:00配信」
それによると、文科省が2022年度に行った調査の中間報告としてつぎのようなことがわかったという。
「・・・2021年度の間で、離職した理由が『精神疾患』と回答した教員が公立小学校で571人、中学校で277人、高校で105人となり、新たに回答項目として追加された2010年度の調査以降、いずれも過去最多になりました。
 また『転職のため』と回答した教員も公立小学校で2083人、中学校で1277人、高校で640人で、調査が始まった1977年度以降、過去最多です。」
精神疾患による離職者の増加についてももちろん気になるが、
前回述べたように、転職についての新たな流れについても、注視する必要があるように強く感じる。
 

要は、現場の状況を見極めて、
「今が潮時」「転職するなら今」と考える教員が増えたということではないだろうか。
この記事には驚くことに、公開後半日足らずで1500件ほどのコメントが寄せられている。
「・・・転職して良かった・・・」という経験者の重いコメント。
「・・・15年やってきましたが、そろそろ限界を感じています。」という現役からの声。
様々な意見が寄せられる中に、つぎのようなものがあった。
「・・・公教育は急激に危機的な状況になってるよ。」

私の認識は、全く異なる。
すでに、10年以上前から現場は崩壊への道をたどって来た。
少しずつ少しずつ崩壊が浸透して来たのかもしれない。
「学級崩壊」という言葉が登場したのは、1990年代だと言われるし、
「モンスターペアレント」も2007年頃の向山洋一氏による命名だと言われる。

むしろ、現在は崩壊からどう「再建するか」を具体的に考え実践する時期だと私は強く思う。
現場人が具体的に今の状況をどう捉えて、具体的にどうして行くのかということだと思う。

森信三先生の「再建の三大原理」は、再建のためのものなのだと感じる。
「八月一日
一、時を守り
ニ、場を浄め
三、礼を正す
これ現実界における三大原理して、いかなる時・処にも当てはまるべし。」
(「森信三一日一語」致知出版社より)
コメント(0) 
共通テーマ:学校

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。