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計算力を高める4 発想の転換・計算ドリル [算数]

市販の膨大なドリルや問題集、ワークシート集をみるうちに、
「なんとか整理できないものか」と考えたことがあった。
一つの答えとして作成したものが次のシートであった。
Excelで作成してある。
ダウンロードは↓ここからできます。
かけ算筆算.xls
kake.jpg
↑こちらの画像はその見本である。
Excelのファイルでは、問題部分の数字を変えると、自動的に解答部分が正しく連動して
変わるように設定してある。いずれも、Excelの基本的な機能を使って作成したものなの
で、Excel初級の方でもカスタマイズできるはずである。
さて、問題はこのシートの発想である。
つぎの4点に留意して考案した。
・子どもたちに持久力をつけることができる問題数とする。
・問題のデータ配列を変えられるようにする。
・B4版大として余裕をもって書き込める大きさとする。
・解答を自動表示し、子どもが自分で丸つけできるようにする。
要するに、問題の「型」を作成し、そこにデータを入れるようにしたのである。
気をつけなければならないことは、市販のドリル等には問題の配列そのものに、
著作権があるので、そっくりデータを頂くことは、著作権法に触れることになる
ので、注意が必要だ。
いずれにしても、膨大なドリルを持ち歩く必要はなく、大切なのは問題のデータ
ということになる。
計算を通じてどんな力をつけるかは、改めて示さなければならないと考えている
が、とりあえず私が重視しているのが、ある程度の問題をやりきる、
・持久力
である。
特に、高学年ではわり算の筆算が繰り返し登場する。
ご承知のように、わり算の筆算は「わり算」「かけ算」「たし算」「ひき算」の
すべてを組み合わせることで計算できるものである。ある意味、四則計算の集大
成とも言えるだろう。筆算の過程でどこか一カ所間違えば、答えは正しく算出さ
れないわけで、正確さに加え、問題をやりきる持久力が求められると考えたので
ある。
さて、話を最初にもどすが、計算ドリルのデータを追求するということは、ドリ
ルの問題やテストの問題を自作するということに他ならない。私は全ての教師が
問題を自作する必要はないと思うが、少なくとも市販の問題集等を選ぶ時、その
問題集がどのような考え方や編集方針に沿って問題を配列しているかを見抜く力
は必要だと思う。
ある教材のスペシャリストからこんな話を伺ったことがある。
「先生、教材の表紙のキャラクターって結構重要なんですよ。ある出版社なんか
表紙のキャラクターを犬や猫から別の動物に変えただけで、経営が傾きそうにな
ったんですから。親しみやすい動物を表紙にするなんてのは結構重要みたいです
よ」
まさか、学年会で教材を選ぶ時に内容を見ないで「出版社」や「表紙のキャラク
ター」のみで選ぶことはないだろうが、選ぶ時間の少ない現場では、起こっても
不思議のないことではあると思う。



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