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国語指導の基本をふりかえる 2 [国語]

素晴らしいブッククラブの理論と実践
3回に渡り、有元秀文先生の「ブッククラブ」の理論と実践に触れる機会にを得た。
ブッククラブとは何かについては、有元先生のウェブサイトに詳しい解説がある。
次のリンクから入り、是非閲覧してほしい。

●ここから入ってください。

たった3回の経験ではあるが、私なりの感想をまとめると。
ブッククラブの方法で
・どの子も、読書が好きになる。
・どの子にも、読解力・書く力・理論的に考える力・自分の考えを伝える力等がつく。
・最初は教師がリーダーになるが、やがては子どもたちへそれを移行できる。
という印象を持った。

有元先生はブッククラブ実践のエッセンスを7つのストラテジーとしてまとめて
おられる。「読解力が飛躍的に向上するブッククラブの実践入門」から抜粋させて
頂く。

【ストラテジー1 背景】バックグラウンド・ナリッジ
【ストラテジー2 理解】正確な理解
【ストラテジー3 予測】原因から結果の推論
【ストラテジー4 解釈】結果から原因の推論
【ストラテジー5 評価】クリティカル・リーディング(評価・批判的読み)
【ストラテジー6 個人】パーソナル・リーディング(個人的読み)
【ストラテジー7 創造】クリエイティブ・リーディング(創造的読み)


 この7つのステップの素晴らしさは、ブッククラブの現場を体験すること
で、一層明確になると私は思った。
 少し乱暴な言い方をするなら、ブッククラブの良さは体験してみなければわからない
し、教師が体験することによってその良さが理解できるのだと思った。

 さて、ブッククラブの実践を体験して、改めて重要だと感じたことを次にまとめてみる。
・子どもたちの活動量を増やすこと。→たくさん読ませ、たくさん書かせる。
・「なぜ」と問う機会を増やすこと。→理由・根拠をどんどん考えさせる。
・主体性を養うこと。→考えたことはどんどん表出させる。
・短時間で判断すること。→コミュニケーションの素地をつくる。

 今まで「精読」「精査」と称して段落ごとの文章を何時間もかけて読むことが一般的に行われてきた。
 しかし、それによって子どもたちに読みの主体性が育ってきたかという点については、今一度見直す必要を感じた。

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