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学級納め [企画・思考]

学級納め

「学級開き」という言葉に対して、「学級納め」という言葉はあまり耳慣れないかもしれない。
いずれにしても、開いた学級をどう閉じるかということである。
閉じるとは、終わること、終えることである。
英訳すると、finishとなるらしい。
そこで、endとfinishの違いを調べると、若干ニュアンスが異なるようである。
やり直し英会話入門(http://friends-esl.com/)にその違いが出ていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用開始ーーーーーーー
finish と end の終え方の違い
■ finish はやり遂げて終える、片付ける、というような状況でよく使われます。
■ end は何かを止める、終らせる、というような状況でよく使われます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用終了ーーーーーーー

つまり、「やり遂げて終える」と「終わらせる」の違いだ。

学級の終わりはfinishであってほしいと思う。

「物語曲線」なるものをよく耳にする。
次の図のようなものだ。
スライド1.jpg
私の持論ではあるが、
学級経営はこのような曲線をイメージして進めたい。
横軸が時間、縦軸は盛り上がり度といえばよいだろうか。
学級開き前に、一年のイメージを担任が持つことは極めて重要であると私は思う。
「やり遂げて」終えるためには、
「やり遂げるモノ・コト」を創る必要がある。
もちろん、子どもたちと共にである。

さて、finishは曲線でみるとわかりやすいが、比較的すっと終わるのがよい。
人気番組だった「水戸黄門」もfinishは意外とあっさりしていた。
「ウルトラマン」も同様だ。いつまでも怪獣に勝ち誇った様子を見せたりはしない。

進級する子どもたちに、これだけは言ってきた。
「一年間、たくさんよい思いでができたと思います。でも、進級したら早く新しい
 先生のやり方に慣れなさい。いつまでも、今年のやり方にこだわらないで新しい
 やり方を学びなさい。やり方は決して一つではないのです」

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masashi

最後の三行、すばらしい。これこそ、終わりの言葉にふさわしいと、私は思いました。感動しました。
by masashi (2012-03-03 17:30) 

たぬき3

masashiさん、いつもありがとうございます。
これは、本当にそう思います。
ただし、教師の立場としては、常に何がベターなのかは
追究したいです。
by たぬき3 (2012-03-03 18:07) 

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