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教師のための言語活動の充実 6 [企画・思考]

教師のための言語活動の充実 6

Just memo

さて、教師のための言語活動の充実も書き始めて6回目になる。
しかし、教師の言語活動の定義をまだしていなかった。

以前引用させて頂いた、今泉浩晃氏のこのマンダラを再び使わせて頂く。
私のイメージしている教師の言語活動は、ほぼこの「知的ワークのカテゴ
ライズ」マンダラに重なる。

スライド1.jpg

さて、このマンダラは、眺めれば眺めるほど今の学校に足りないものを
明らかにしてくれる。
まず、「Just memo」である。
発想や情報の受信は、メモというカタチになるのである。
それを「メモ学」へと発展させ、今もなお「思考のツール」として
改良・開発を続けられているのが今泉浩晃氏である。
残念ながら、「メモ学入門」は、絶版になってしまったが、
私が最も大事だと思う部分を引用させて頂く。
 「知的とは、インテリジェンス(Intelligence)と訳すのか、インテレクト(Intellect)
と訳べきか、まあそんなことはどうでもいいじゃないか、というか、この、ほんの僅か
な違いが、人生を大きく分けてしまうかもしれないのです。
同じ〔知的〕という言葉でも、インテリジュンスが、知識・情報の収集・伝達という
情報交換を基本イメージとした 〔知性〕 であるのにたいして、インテレクトは、
理解力、思力、創造力という知的機能にメインイメージをおいた 〔知力〕を表わして
いる。あなたが、このどちらの〔知的イメージ〕で手帳を考えるか、その僅かな違いが、
手帳にたいする期待イメージを決め、その使い方を決め、それを使うあなたの生活態度
を決めてしまうのです。」(今泉浩晃「メモ学入門」p.16より)

この部分は、メモ学入門(前掲書)が一冊の手帳を使い・つくるイメージで書かれて
いるので、後半に手帳という言葉が登場する。

私が申しあげたいのは、メモには
・情報収集的側面

・情報構築→発信的側面
があるということだ。
実は、これらは表裏一体であるというのが私の考えだが、教師の言語活動では、
表裏一体であるということを日常的に意識しておくことが必要だと思う。
もう少し言うなら、どうメモするかによってその先の活動が変わって来るという
ことだ。
例えば小学生にメモさせる時も、インタビューをし要点を書き取るだけではもった
いない。先に示したマンダラの「次のワーク」を予め意識しておくのである。


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