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思考のツール「マンダラート」2 [企画・思考]

思考のツール「マンダラート」2
脳のメタ認知ツール
今泉浩晃先生に出会ったのは随分前になる。
今から25年ほど前だったと思う。
当時から、先生は「ツールが大切だ」と主張されていた。
そして、「メモが大切だ」とおっしゃっていた。
「マンダラート」は、発想法だとよく誤解される。
私自身も誤解していた一人なのでよくわかる。
マンダラートには確かに発想法という側面がある。
しかし、それは一部なのだと思う。今は、マンダラートは思考ためのツールだと思っている。
しかも、脳のメタ認知ツールだと、私は考えている。
問題は、自分の脳がメタ認知そのものを欲しているかどうかだ。
前にも述べたが、授業を録音してそれを聞き直すことを多くの初任者は好まなかった。
自分の声をモニタリングすることを、多くの人はあまり好まないようだ。
話が少しそれるが、
モニター(monitor)とモンスター(monster)は語源が同じだということを
最近知った。
monere(モネーレ)というラテン語に遡ることができるという。
ちなみに、「monere」は「思い出させる、気づかせる、警告する、忠告する」
という意味だそうだ。
つまり、自分の言動をモニタリングする(メタ認知)ことは、思い出させることから
はじまり、気づかせる、警告する、忠告するというように様々な情報を自分自身に
フィードバックすることなのだ。
話を最初に戻すと、マンダラートはこのような様々な脳のモニタリング情報を
自分自身にフィードバックしてくれるところに、大きな価値があるように思う。
自分の思考をうつし出す最もシンプルな「鏡」と言い換えてもよいだろう。
先に紹介した「メモ学入門」は、私にその鏡の大切さを教えてくれた本だ。
そして、それは2冊目の「マンダラートの技法」へ引き継がれ、完結している。
読むたびに新たな発見がある、不思議な2冊だ。
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