学力論を整理する 9 [企画・思考]
学力論を整理する 9
しばらくリテラシーとスキルの違いについて調べていた。
まずリテラシーは辞書を引くとつぎのように出ていた。
「1読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、
活用する能力。応用力。
2 コンピューターについての知識および利用能力。
→コンピューターリテラシー
3 情報機器を利用して、膨大な情報の中から必要な情報を抜き出し、
活用する能力。→情報リテラシー(デジタル大辞泉)」
つぎにスキルはというと、
「手腕。技量。また、訓練によって得られる、特殊な技能や技術。
(デジタル大辞泉)」
とあった。さらに、
「一般的には、訓練を通じて身に付けた能力のことで、技能とほぼ同義で
用いられる。ただし、技能が知識や態度と明確に区別され、筋肉や神経
系統の動きに関連する能力をさしているのに対し、スキルはそれより幅
広い意味で用いられることがある。たとえば、ビジネス・スキルという
場合にはその内訳として知識面の能力が含まれているし、コンセプチュ
アル・スキルという場合には知識や認知的領域の能力を含んだ能力を意
味している。(コトバンク→ナビゲート ビジネス基本用語集)」
辞書的な意味はわかったが、どうもしっくりこない。
そう思っていたところ、佐藤清文氏のブログに
「スキル・リテラシー・フルエンシー・コンピテンシー」
なる記述があった。詳細は原文をお読み頂くとして、4つの違いについて
書かれているところを引用させていただく。
◆
第一の「スキル(Skill)」は、「体得(Master)」した「暗黙知(Tacit Knowing)」を
「使用(Using)」できる能力である。主に経験を通じて会得されるため、把握は
「断片的(Fragmental)」であり、他者に言語化して説明することが難しく、
「自己本位的(Self-centered)」である。
第二の「リテラシー(Literacy)」は、暗黙知を「明示知(Explicit knowledge)」に
可視化して、それを「学習(Learning)」し、「理解(Understanding)」する能力であ
る。安定していなければ基盤となりえないので、認識は「静的(Static)」であるが、
他者とのコミュニケーションが中心であるため、「外向的(Extroverted)」である。
第三の「フルエンシー(Fluency)」は、リテラシーを「敷衍(Amplification)」して、
さまざまな環境が働きかけるまだ見ぬ可能性や未熟性を「周囲知(Ambient Knowledge)」
によって「洞察(Insight)」する能力である。IT業界のように、領域の歴史が浅く発展途上
だったり、非常に変化が激しかったりする場合、フルエンシーが重要視される。
その認識は「動的’(Dynamic)」であるが、内部のコミュニケーションが中心となるため、
「内向的(Introverted)」である。
第四の「コンピテンシー(Competency)」は、リテラシーとフルエンシーを踏まえて、
「創造(Creation)」を「実現(Realizing)」する「実践知(Practical Knowledge)」の能力
である。知的活動は「創発的(Emergency)」で、その行為は内外に向けられるため、そこ
から反応が寄せる「交通的(Traffic)」である。
◆
なるほどと思うが、まだわからない。
そこでマンダラを使って再整理してみる。
しばらくリテラシーとスキルの違いについて調べていた。
まずリテラシーは辞書を引くとつぎのように出ていた。
「1読み書き能力。また、与えられた材料から必要な情報を引き出し、
活用する能力。応用力。
2 コンピューターについての知識および利用能力。
→コンピューターリテラシー
3 情報機器を利用して、膨大な情報の中から必要な情報を抜き出し、
活用する能力。→情報リテラシー(デジタル大辞泉)」
つぎにスキルはというと、
「手腕。技量。また、訓練によって得られる、特殊な技能や技術。
(デジタル大辞泉)」
とあった。さらに、
「一般的には、訓練を通じて身に付けた能力のことで、技能とほぼ同義で
用いられる。ただし、技能が知識や態度と明確に区別され、筋肉や神経
系統の動きに関連する能力をさしているのに対し、スキルはそれより幅
広い意味で用いられることがある。たとえば、ビジネス・スキルという
場合にはその内訳として知識面の能力が含まれているし、コンセプチュ
アル・スキルという場合には知識や認知的領域の能力を含んだ能力を意
味している。(コトバンク→ナビゲート ビジネス基本用語集)」
辞書的な意味はわかったが、どうもしっくりこない。
そう思っていたところ、佐藤清文氏のブログに
「スキル・リテラシー・フルエンシー・コンピテンシー」
なる記述があった。詳細は原文をお読み頂くとして、4つの違いについて
書かれているところを引用させていただく。
◆
第一の「スキル(Skill)」は、「体得(Master)」した「暗黙知(Tacit Knowing)」を
「使用(Using)」できる能力である。主に経験を通じて会得されるため、把握は
「断片的(Fragmental)」であり、他者に言語化して説明することが難しく、
「自己本位的(Self-centered)」である。
第二の「リテラシー(Literacy)」は、暗黙知を「明示知(Explicit knowledge)」に
可視化して、それを「学習(Learning)」し、「理解(Understanding)」する能力であ
る。安定していなければ基盤となりえないので、認識は「静的(Static)」であるが、
他者とのコミュニケーションが中心であるため、「外向的(Extroverted)」である。
第三の「フルエンシー(Fluency)」は、リテラシーを「敷衍(Amplification)」して、
さまざまな環境が働きかけるまだ見ぬ可能性や未熟性を「周囲知(Ambient Knowledge)」
によって「洞察(Insight)」する能力である。IT業界のように、領域の歴史が浅く発展途上
だったり、非常に変化が激しかったりする場合、フルエンシーが重要視される。
その認識は「動的’(Dynamic)」であるが、内部のコミュニケーションが中心となるため、
「内向的(Introverted)」である。
第四の「コンピテンシー(Competency)」は、リテラシーとフルエンシーを踏まえて、
「創造(Creation)」を「実現(Realizing)」する「実践知(Practical Knowledge)」の能力
である。知的活動は「創発的(Emergency)」で、その行為は内外に向けられるため、そこ
から反応が寄せる「交通的(Traffic)」である。
◆
なるほどと思うが、まだわからない。
そこでマンダラを使って再整理してみる。
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