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「言語活動の充実」の言語活動って何? 2 [企画・思考]

「言語活動の充実」の言語活動って何? 2
ブログを始めて半年余りになるが、
最もアクセス数が多かったのが、このタイトルである。

前回引用させて頂いた今泉氏の「知的ワークのカテゴライズ」を
今一度、マンダラートにのせて見直してみた。
スライド1.jpg


改めてマンダラにのせ、眺めてみると
様々なことが見えて来る。
・inputメモ→output提示 outputするためにメモをするんだ。
・行動化するためにスケジューリングし説明するんだ。
・何かを提示するために読み、検討し、ディスカッションするんだ。
・編集し、整理しコンパクトにデータベース化しておくことが大切なんだ。

有元先生のブログに次のような記事が掲載されていた。
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前略・・・江戸川区が来年度から全区の小中学校で読書科を創設するというニュースは
大きく報道されて全国をかけめぐった。

しかしカリキュラムが過密になっている中で新たな教科を創設するというのは至難のわざである。
しかも中学校は国語の教師はごく一部で大部分はほかの教科である。
国語以外の教科の教師たちがどうやって読書指導するというのだろう。
ちょっと考えただけでも困難は想像できる。

きのうは、江戸川区全区の中学校の総合科の担当教師が集まった。
4校から「読書活動についての指導案例」が紹介された。

これで、具体的なスタートが切られたのである。

私にしてみれば、感無量である。
なぜなら、総合の中で読書をやるのは長い間半分タブーだったのである。
総合で指導することとして読書が学習指導要領に例示されていなかったからである。

私はおかしいと思っていた。
例示は例示であって、学習指導要領の趣旨に沿っていれば読書でなんらかまわない。

総合の目的は二つあると思う。
1.教科を超えた生きる力を育てる学習をすること
2.生きるために必要な課題を解決する学習をすること

教科を超えた課題解決学習をするためには書かれた情報を活用する必要がある。

読書と言うから誤解するので、ネットも雑誌も新聞もリーディングである。

今までの総合学習の多くが学力向上に役立たなかったのは
読む活動がほとんど欠けていたからである。
十分に資料を活用しないで、車いすを押したり外国人と交流するだけでどんな学力がつくだろう。

欧米ではこのような、ある課題について長期にわたって資料を読んで調べ話し合って
課題を解決する学習をプロジェクトと言っている。・・・以下略
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「読書と言うから誤解するので、ネットも雑誌も新聞もリーディングである。」
これは、鋭いご指摘だと思った。
今泉先生や、有元先生のお陰で、するべきことが少し見えて来たように思う。

言語活動の「充実」は方向目標として大切にするが、その手前の
「言語活動の基本型」を追究する必要があるということだ。
何をすればよいかは今泉氏のマンダラで整理できた。
追加するとすれば「読む」に「覚える」を入れたいことくらいだ。

これからは、少しずつ活動の基本型を問うていこうと思う。






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