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読解リサイクル2 リニアとマンダラ [国語]

読解リサイクル2

読解リサイクルを子どもたちに教えるとき、押さえておきたいのが
「リニアとマンダラ」ということです。
文や文章は、言葉がリニア(直線状)に並んでいます。
普通はそのリニアな文や文章を始めから終わりに向かって順番に読んで行きます。
しかし、内容を理解するためには、一つ一つの言葉の意味をつかむと同時に、
文や文章の構造をつかむことが重要です。
そこで、「リニアとマンダラ」ということを教えます。

例えば、次のような文で見てみましょう。

 昨日の夜、とびきり美味しいカレーライスを母が作ってくれました。

この文を読むときは、

昨日の夜→とびきり美味しい→カレーライスを→母が→作ってくれました。(リニア)

と、直線状に並ぶ言葉を前から読んで行くことになります。

しかし、この文に登場する言葉をばらばらに配置しても内容は理解できます。
例えば、こんなふうにです。

 作ってくれました カレーライス 

       母が 

 とびきり美味しい  昨日の夜

さらに、再三このブログでご紹介したマンダラに載せると
どの言葉が中心に来るかということが重要だと気づかされます。
例えば、何を作ったのかを強調するなら次のように
カレーライスが中心になるでしょう。
スライド1.jpg
周辺の言葉たちが中心の言葉を支える条件になっていると捉えることもできます。

この「リニアとマンダラ」という関係を相互に行き来することが、
読解リサイクルのポイントとなるのです。




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