読解リサイクル３ イメージを言葉に置き換える

読解リサイクル３　イメージを言葉に置き換える

とびきり美味しいカレーライス。

「美味しい」ということを文章で伝えるためには、
それがわかる「言葉」に変換する必要があります。
何を変換するかといえば、
・カレーライスの外観・印象
・カレーライスの味
・カレーライスのにおい
等々です。
マンダラの中心に「美味しそうなカレーの様子」
と書いて、周辺にそれがわかる言葉を入れて行きます。
例えば、こんなふうになるでしょうか。


気づかれた方も多いと思いますが、
「美味しいカレー」と
「美味しそうなカレー」は異なります。
「美味しいそうな」はまだ食べていないわけで、
いわば外から見ているだけの状態です。
観察して味を想像しているといったらよいでしょうか。

言葉が出揃ったら、それらをつなげてリニアな文章に組み立てます。
実際にやってみるとわかりますが、美味しそうなカレーを食べずに
外から観察したように想像してその様子を言葉に変換するのは、
簡単なようで難しいことです。
そこで、読解リサイクル・・・と手を使うことになります。

ちなみに、今回のマンダラをもとに作文すると、例えば次のようになります。

「昨晩、母がカレーライスを作ってくれた。大きなお皿の上に、つやつやの
ご飯がたっぷり。そして深いこげ茶色のルーが大盛りになっていた。いかにも
熱々といったそのルーからゆげが立っていた。スパイシーな香りがぷうんと
ただよってきた。大きめの野菜もたっぷりと入っている。もう我慢できない。
『いただきます』・・・」