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いよいよ始まる、日常授業研究 3 [「味噌汁・ご飯」授業研究会]

いよいよ始まる、日常授業研究 3

6月15日(月)野中信行先生とともにN小学校へ授業参観に伺った。
その際の様子は野中先生のブログ「風にふかれて」に掲載されている
ご存じのように、「味噌汁・ご飯」授業研究会は日常授業を研究対象
としている。
だから、日常の授業を参観できることは、きわめてありがたかった。
この日、私の学校は土曜授業参観日の代休だったので、半日ゆっくりと
授業をみることができた。快く参観を受け入れてくださった校長先生には
心より感謝申しあげたい。
さて、野中先生は午後に1時間4年生のクラスを借りて授業をされた。
先生は「いつもの詩の授業」と書かれていたがこれが素晴らしかった。 
個人的な感想になるが、野中先生の授業は「味噌汁・ご飯」授業の
一つの完成型に至ったと感じた。
・明確な学習課題とゴールの示唆
・全員が徐々に授業に集中
・全員が1時間の授業で2回ほど発言
・1時間の授業で100以上の教師のフォロー
・本時の目標の達成
等からみて、素晴らしいものであった。
野中先生は午前中の参観をされて、意図的にフォローの大切さを強調して
授業をされたように思えた。
授業後に、5名ほどの子が野中先生を追いかけて来て、サインをねだった。
1時間の日常授業の後に、子どもたちが満足感を得てサインまでもらいに
来たのを私はかつて見たことがない。

野中先生はブログで重要なことを述べておられる。
  ◆
「今まで遠大なテーマや教育技術の追求こそが教師の修業であると考えら
れてきた。私たちもそのように考えてきて、挫折を繰りかえしてきた。
 
しかし、『味噌汁・ご飯』授業を考えていって分かるのは、子供たちを
授業に乗せていくのは、そんな大げさなものではないこと。目の前の普通の
日常に転がっていることを意識的に拾い上げ、それをつなげていけば何とか
なるなという実感である。」
  ◆
「味噌汁・ご飯」授業は、「全員参加の授業」を提唱している。
そして、前面には出していないが、私のようなごく普通の教師を対象としている。
日常授業は教壇に立つ、すべての教師が毎日行っている。
私はそれを再編集しようというのが、「味噌汁・ご飯」授業の意義だと思っている。
ゼロから全く新しいことを始めようというのではないのである。

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