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思考ツールと問いの構造 [企画・思考]

思考ツールと問いの構造
最近は思考ツールブームといえるほど様々なものが登場している。
教育界でも多様なツールを導入しようとする動きがある。
そのこと自体は、大いに歓迎したいと私は思う。
しかし、私は敢えてマンダラートを強くお勧めする。
その理由の一つが、マンダラートには「5Wマンダラ」という強力な助っ人があるからだ。
これについて今泉浩晃氏は「曼荼羅・智慧の構造」で次のように述べている。
「Mandal-Artとは、中心のセルを四方八方に開いていくことだ、とわかりました。
これだけでも、思考のパワーは違ってくるはずですが、これだけで思考がズンズン
進むか、といえば進まない。
問題は、何を考えるか、というテーマの発見があるからです。
ちょっと考えればわかることですが、考えられない人は、何ができないかといえば
テーマの発見ができないのです。

ここで、思考の技術とは、《問いの技術》であることに気付きます。
(中略)
・・・この五つの問いが、マンダラの九会のセルに、浮かび上がったとき、問いの
マンダラが生まれます。これを《5Wマンダラ》といいます。」
スライド1.jpg
スライド2.jpg
要するに、マンダラに5W1Hの5Wを載せたということだ。
この画期的な気付きによってマンダラートは問いの構造を持つことができた。
なぜ5Wを問えばよいのかと言えば、我々は5Wという要素のステージ上に生きて
いるからだ。
少しオーバーな言い方をすれば、5Wという要素から逃れることはできないのである。
たった9マスのシンプルなマンダラに、さらに5Wを載せるという発想、気付きが革命的
なのだと私は思う。
このことによって、何を問えばよいのかが構造化される。
そして何より何を問えばよいのかが、厳選されるのである。
まさに結晶化されたマンダラだと私は思うのである。
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