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中学生のためのMandal-Art 入門 11 [企画・思考]

中学生のためのMandal-Art 入門 11
「中学生のためのMandal-Art 入門」はデザイナー今泉浩晃先生が、
全23回にわたってFacebookのiMandalArtサイト・ノートに連載
された記事です。
現在もこのサイトでノート過去記事を遡ればみることができます。
今回、私のブログに転載する許可を得ました。
転載にもしばらく時間がかかりますが、2回分ずつご紹介します。
今回は、入門21・22をご紹介します。
 
中学生のためのMandal-Art入門 21
2011年9月8日 11:07
計画のカタチ

勉強するのは、世の中に出て、独立して「生きていく」ため、だ。

その「独立して生きていける」ために、必須の能力が、

「計画的」に、思考し、行動していけること、だ。


そのためには、「時間」というものを、理解しておかなければ、ならなかった。

この「時間」が、「人生」の大きなファクターだからだ。


一方で、さまざまなことを「計画」する能力も、大事だ。

「計画」とは、

「やりたいこと」 を見つけて、

それを 「どのようにやるか」 を決めることだ。


この「計画」を、うまくやっていくためには、

「計画のカタチ」を、つかんでおいた方がいいことは、間違いない。

この「カタチ」さえ、つかんでおけば、何でもプランすることが出来る!


ここで、No.14 で話した

■ 中心は、周辺によって創られている

■ 周辺は、中心によって創られる

を思い出して欲しい。


「 中心は、周辺によって創られている」

この言葉の意味は、

「マンダラの、中心に置いたものは、周辺セルによって存在が決まる」

つまり、「周辺セルは、中心セルをつくる条件」 だ、ということ。


中心セルに書いたことを、達成したい、なら、

その周辺セルには

「どんな条件をつくったら、中心セルが達成出来るか」

を考えて、書き込んでみればいい、ということなのです。


周辺セルに、条件a、条件b、条件c、と、書いて、みる。


受験勉強なら、志望校に合格するには、どんな条件をクリアすればいいか、を書いてみる。

最初のマンダラは、受験科目だろうか。

次には、それぞれの科目で、合格点を取れる「条件」を書いてみる。


こんなふうに、

モノによっては何階層か下まで展開する必要があるかも知れないけれども、

こうして「条件」が見えてくれば、

その「条件づくり」をする「行動」が、明快になってくる。

あとは、この1つ1つの、条件をクリアしていけば、

いつか、自然に目的は達成される、のです。


そして、この「行動」を、「いつまでに」「やらなければならないか」

つまり、時間のカタチの上に載せていく。

これがスケジューリングだ。


この原理原則は、どんなものに対しても使うことができる。

これを「計画のカタチ」と呼ぼう。

このカタチに習熟することが出来れば、どんなことも「コワク」ないぞ!

やさしいことから始めて、このマンダラづくりに慣れていこう。

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中学生のためのMandal-Art入門 22
2011年9月12日 13:23
思考のカタチ

計画のカタチとは、「条件づくり」なのだ、という話をした。

しかし、よく考えてみると、これは「計画」だけのことではない。


「考える」ということは、例えそれが何であれ、

考えようとしたテーマについての「条件だし」をすることなのだ。


ここから分かることは、

人間の「考える」というワークは、基本的に「同じカタチ」をしている、ということだ。

そんなことは、ちょっと考えれば、当たり前な話で、

「同じアタマ」で考えているのだから、「同じカタチ」になるわけ、だ。


考える対象が違っても、考える「カタチ」は、ほぼ同じだ、ということは、

逆に、考える対象自体も、それほど大きな違いがあるわけではない、ということだ。

人間の生活に、大きな違いがあるわけではないからだ。


では、私たちの日常には、どんな「考えること」があるのだろうか?


私たちは、まず、「何をしようか?」 と考える。

このカタチは、「発想のカタチ」だ。 アイデア出しとも言われる。

その発想は、たぶん「複数」になるだろう。

そこで、それらの中から、どれかを「選ぶ」ことになる。つまり、選択だ。

選択するには、「選択基準」がなければならない。

選択基準とは、その人の「価値観」になるから、「価値基準」の条件が明快でなければならない。

情報が多く、価値観の多様な現代で、それらを行うには、
アタマの中が「整理」されていなければならない。

整理していくためには、「理解」してなければならない。

こうして結論のついたことを実行するには「手順や流れ」つまり「順序」を考える必要がある。

また、考えた結果を、誰かに伝えるなら、「伝達」の条件が必要だ。

何を、どう、「伝えればいいのか?」だ。


こんなふうにして、下のような、1枚のマンダラが生まれる。

改めて言うまでもない、これらはすべて、「マンダラを書く」というワークで統一されている。

つまり、考えようと思ったら、マンダラを描けばいいということだ。

ならば、そのマンダラづくりに、慣れよう。

慣れるためには、「書いて」「描いて」みること、それだけだ。


ここに並んだ8つの「考えるシーン」は、
きっと、キミたちの毎日の中で、無意識にやっていることばかりだろう。

だから、大事なんだ。

たまにやること、めったにやらないことなんかより、はるかに大事だ。


それぞれ、自分の身に当てはめて、具体的な例を、いくつか挙げてみる。

そして、それらを、マンダラで展開してみる。

こうすることで、新しい「問題」に向き合ったときにも、自然にマンダラを描くようになる。

こうしてマンダラを描くことに慣れてくれば、

あなたの日々は、いつの間にか「変化」しているはずだ。



その「変化」を成長と言うんだ。

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