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書く力をつける6 ステップを整理 [国語]

書く力をつけるための大まかなステップを考えてみた。

<低学年>
・言葉を教える。難しい言葉も教える、引き出す。ルビをふって読ませる。
・言葉で遊ぶ。連想ゲームをする。
 <例>白がつく言葉は。「かい」で終わる言葉は。
 <例>「今日の夕食何食べたい」「好きな乗り物なあに」
・ひらがなを習ったら日記にチャレンジ。最初は数行の日記でもよい。
 とにかく書かせ。先生が読んでやる。そして、自分や友達のを読ませる。
・友達の日記を素材にマネさせる。教科書の表現をマネさせる。
 →読解したものはすぐ作文に生かす。作文に採り入れる。
<中学年>
・少し長い日記に挑戦。10行程度をめざす。
・「はじめ」「中」「終わり」で必ず段落を作らせる。
  →一マス下げが3つできると教える。
 長くなったら「はじめ」「中1」「中2」「終わり」とすればよい。
・場面の様子を細かく描写→「書く力をつける3・4」参照
・「 」会話文もときどき入れる。
・教科書に出てくるレトリックを作文でも使わせる。
<例>直喩:まるで◎◎のようだ。
   体言止め:教室は薄暗かった。→薄暗かった教室。
<高学年>
・長く書く。ノート1ページ程度のエッセイ風日記をめざす。
・段落は3つ(はじめ、中、終わり)以上作る。
・文体を教科書から借りてくる。→教科書の文体を教師が借りて作文してみせる。
<例>いきなり会話文から書き始める。→書き方で教える。
<例>朝の◎◎は、深い◎◎につつまれ、◎◎ていました。(星野道夫「森へ」)
   ぼくは◎◎い。(重松清「カレーライス」)→実際の作品を模倣してみせる。
   ※読解で終わらせず、学んだ表現を作文に使えるように誘導する。
・中学年よりやや難しいレトリックを教える。
<例>
 ・隠喩:まるで薔薇のように美しい。→薔薇だ。
 ・対比:海に浮かぶ小さな船。
・中心と周辺の関係を教える。→マンダラート、KJ法

◎まとめと補足
・各教科ともワークシートの使用は極力避け、1年生からノートを使わせる。
・子どもがあまり使わない言葉、抽象度の高い言葉も低学年から教える。
 例:ささやく。比較的。
・読解と作文をまったく別扱いにせず、一体的に指導する。
 例:行事の後に作文というようなことをしない。
・教科書の表現を真似るだけでなく、文体や構成、接続詞の使い方なども真似る。
 ※特に接続詞は、早い段階で指導しないと、「それで」など同じ接続詞ばかりを使う
  ようになる。
・レトリックを子どもたちの実態に応じて指導する。
・学習指導要領(低・中・高)の内容を熟読し、実態に応じて弱いところを補強する。

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