SSブログ

一斉指導の技術 [企画・思考]

一斉指導の技術
小六教育技術に福山憲市先生が4月から連載をされている。
「若手教員に贈る、いつの時代にも変わらぬ不易 一斉指導の技術」なるタイトルだ。
「若手教員に贈る」とは書かれているが、私は全ての先生方にお読みいただきたい内容
だと思った。
ふり返ってみると、現在小学校で起きるほとんどの問題は、一斉授業が成り立たない
ことに起因する。福山先生の連載では、その問題を乗り越えるための具体的な方法を
明確に提起されている。
ただし、毎回2ページという限られた紙幅の中での連載なので、極限まで内容が精選されて
いると私には感じられる。
そのような記事を読むには少しばかりこつが要るように私は思う。
特に若い先生方には、つぎのように読んでみてほしいと勝手に思っている。
・ゆっくり何度も読む(最低10回くらい)。
・記事の構造(カタチ)を読む。
・中心をつかむ。
端的に言うならば、福山先生の実践はマンダラ的だということだ。
そこに気付いた時、なぜ「今」一斉指導の技術なのかが、みえて来る。
本当に精読を重ねてほしいと思う連載だ。
nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

今こそ引き算発想で(再掲載・再編集) [企画・思考]

今こそ引き算発想で(再掲載・再編集)

今から5年以上も前に書いた記事だが、是非お読みいただきたい。
状況は全く変わっていない。
それどころか、新学習指導要領はさらにメタボになっている。
そう思うのは私だけだろうか。
整理しきれなくなったので、「カリキュラムマネジメント」などという言葉で
現場に整理を促そうとしている。
そう考えるのは少しひねくれているだろうか。

学校はデザインの本質を改めて捉え直さなければならないのだと、私は思う。

以下、過去記事です。

  ★
デザインは「引き算」

今泉浩晃氏が「MandalーArtファンサイト」で重要なことを述べられていました。
次に引用させて頂きます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用開始ーーーーーーーーー
私は、長年、デザインの仕事をしてきましたが
「デザインとは、足し算ではなくて、引き算なのだ」と言い続けてきました。

ソフトウエアも同じで、あれもこれも、くっつけたがるから
使い勝手が悪くなり、使えるヒトが少なくなってしまうのです。

しかしヒトは、ついつい、
これがあったらいいのじゃないか? と思ってしまう。

そんなものを発見したり、気づいたりする。
プラスするというイメージの誘惑に、つい、フラフラっとする。

こうして気づいたときに、メタボになっているわけです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー引用終了ーーーーーー

まさに、今、学校はある意味メタボ状態にあるのだと私は思います。
 

続きを読む


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

「孤独の戦士」 [その他]

「孤独の戦士」
この曲に私はネット上の音楽サイトで偶然出会った。
バイオリニスト式町水晶さんのメジャーデビューアルバムのトップに
ある曲である。
初めて聴いたとき、何故か自然と涙がこぼれた。
その後も何度も聴いたが聴くたびに涙がこぼれるのである。
その理由は、彼を育てた母、式町啓子さんの手記
「脳性まひのヴァイオリニストを育てて~母子で奏でた希望の音色~」を読んで
いっそう明らかになった。
 

続きを読む


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

考えるために「思考」ツール「マンダラート」を使う [企画・思考]

考えるために「思考」ツール「マンダラート」を使う

野中先生のブログ「風にふかれて」に、マンダラートが紹介されていた
道徳の教科書にも取り上げられた大谷翔平選手のマンダラートもまた
紹介されていた。
私はたまたまマンダラートの創始者、今泉浩晃氏の著作「メモ学入門」と
出会ったため、30年ほどマンダラートを使ってきた。
結論から申し上げると、野中先生と同様マンダラートによって考えるとはどういう
ことなのかが自分なりにわかったのである。

では、私がなぜマンダラートに着目したのかをお話したい。
 

続きを読む


nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:学校